何がまちがっていたの  「愛」で支配するひと・イネイブラー

アンジェリン・ミラー 夏生 悠(なつき・ゆう)訳.(1999)

何がまちがっていたの  「愛」で支配するひと・イネイブラー

株式会社IFF出版部 ヘルスワーク協会

ISBN-10 ‏ : ‎ 4938844303

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4938844301


原書:The Enabler Angelyn Miller. (1988)


イネイブラーとは、ほかの人の責任を肩代わりし、本人から成長と学習のチャンスを奪ってしまう人。アルコール依存症者をはじめとする嗜好者が起こすトラブルを本人になりかわって処理をしてしまう。この関係は共依存とよばれる。

自己肯定感の低さこそが、イネイブラー-依存者の関係の主な要素です。両方とも-どんな理由であれ-自分には価値がないと思っています。(p.94)


イネイブラーは家族や友人の弱さを必要以上に受け入れることで、結果的にそれらを肯定し、助長しています。例えば、足の不自由な子どもは、車椅子の使い方を教わるべきで、世話されるばかりではいけません。障害があるからといって、その子のほかの能力までつぶしてはなりません。(p.82)

82ページに書かれていることは、多くの障害児の母親に当てはまるのだろうなぁと思いながら読みました。そのために、できることもできなくなってしまった人が育ち、親亡き後に親代わりをすることになったきょうだいが苦労をしている話を聞いたことがあります。(2000/12/13 有馬靖子記)




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