Standards of Practice

​シブショップ実践基準

2003年1月にシブショップ実践のための基準が策定され、シブショップという名称やロゴを使用するためには、きょうだい支援プロジェクトに申請・登録することが必要となりました。シブショップ実践のための基準は以下の14項目からなっています。

実践基準

  1. 何がシブショップで、何がそうではないか。

  2. シブショップの目的を支持すること。

  3. シブショップが適切なアプローチではない子どもを(他の機関に)紹介すること。

  4. 気がかりな情報と行動を親御さんと適切な機関に報告すること。

  5. 支払いができない家族がシブショップを利用できるようにすること。

  6. シブショップに家族が関わること。シブショップのファシリテーターの少なくとも一人は、大人のきょうだいであることが理想です。それが無理な場合は、親御さんを探してください。

  7. シブショップで行う活動を選ぶ際にきょうだいを含めること。

  8. 評価をすること。参加した子どもたちとその保護者にアンケートを実施し、自分のシブショップを評価してもらい、改善に役立てることを意味します。

  9. 適切なファシリテーターを探すこと。 → 詳細は下記にあります。

  10. トレーニングの決まり。 → 第1世代のファシリテーターになるには、きょうだい支援プロジェクトの2日間トレーニングを受講する必要があるということです。詳細は下記にあります。

  11. Facebookのクローズドグループであるシブショップ・ファシリテーター・フォーラム(Sibshop Facilitator Forum:SFF)のメンバーになること。 → 詳細は下記にあります。

  12. シブショップ・カリキュラムを拡充すること。シブショップで行うアクティビティのアイディアを、シブショップ・ファシリテーター・フォーラム(SFF)で1年に少なくとも1つシェアすることを意味します。

  13. Sibshop(シブショップ)という名称とロゴを適切に使用すること。

  14. あなたのシブショップを登録すること。

​9.適切なファシリテーターを探すこと

きょうだいのためのプログラムを何年も実施してきた経験上、シブショップのファシリテーターはいくつかの基本技術を身につけている必要があると、私たちは考えています。『Sibshops シブショップ』の74~77頁で述べられているように、シブショップのファシリテーターに強く求められるものは、次のとおりです。

・特別なニーズのあるきょうだいに特有な悩みと得がたい経験に関し、実用的な知識をもっている。
・特別なニーズのある人々やその家族に接した個人的または仕事上の経験がある。
・聞き上手になる法則(積極的傾聴)をよく理解している。
・グループ、できれば子どものグループを指導した経験がある。
・喜び、驚き、遊びの感覚を表現できる。
・企画委員会が決めた日時の会議に出席できる。
・ある程度の体力がある。
・特別なニーズのある兄弟姉妹と暮らすことに関しては、ファシリテーターではなく、シブショップの参加者こそが専門家であるということを肝に銘じている。

あなたのチームのファシリテーターがこれらの資質を体現できるように、チームのメンバーと74~77頁を見直してください。あるメンバーがある技術を持っていなくても、その技術を持っている別のメンバーによって補われるのであれば、例外が認められることもあります。たとえば、あなたのシブショップにグループでの話し合いを導く才能があるメンバーがいて、しかし、その人が身体障害のために活発なレクリエーション活動の担当はできないという場合です。その人の困難は、グループでの話し合いを導くのは特に得意ではないが、レクリエーション活動をリードするための技術は高いメンバーによって補うことができるでしょう。

​10.トレーニングの決まり

すべてのシブショップ・ファシリテーターは、きょうだい支援プロジェクトによる2日間シブショップ・トレーニングに出席することを強く勧められます。それが、きょうだいの抱える問題について、またシブショップとは何かについて、手っ取り早く学ぶことができる最高の方法です。
新しいシブショップを始めようとする地域で、トレーニングが開催されることが最も好ましいです。トレーニングにはデモンストレーション・シブショップが含まれますので、2日間トレーニングは地域のシブショップを始め、親、サービス提供者、シブショップのファシリテーターになろうとしている人に、きょうだいの生涯にわたる悩みについて教えることができるすぐれた方法です。


トレーニングを主催できない場合には、代わりにどこか他で開催されるトレーニングに参加することもできます。シブショップ・トレーニングがどこで開催されるかを知るためには、きょうだい支援プロジェクトのサイトを調べるか、きょうだい支援プロジェクトに直接問い合わせてください。

きょうだい支援プロジェクトによるトレーニングに参加することが望ましいのですが、トレーニングに参加した地域のシブショップ・ファシリテーターは、自分の所属する機関の新しいスタッフをトレーニングすることができます。このような方法でトレーニングされたファシリテーターは、要するに「第2世代」の受講生です。コピーのコピーのコピー現象を避けるために、第2世代の受講生が運営するシブショップは、たとえ自分の所属する機関でも、新しいシブショップ・ファシリテーターをトレーニングすることはできません。

基準2(シブショップの目的を支持すること)で検討されたように、地域密着型のシブショップのファシリテーターは、シブショップを宣伝するためのワークショップを行うことを奨励されます。しかし、地域全体、州全体で、あるいは全国的に開催する場合は、きょうだい支援プロジェクトの具体的な事前許可なしには、シブショップ・モデルの運営方法について他の人をトレーニングすることはできません。

​11. Facebookのクローズドグループであるシブショップ・ファシリテーター・フォーラム(Sibshop Facilitator Forum:SFF)のメンバーになること。

シブショップ・ファシリテーター・フォーラム(SFF)は、登録シブショップのファシリテーターのみが参加できるFacebookのクローズドのグループです。SFFは、シブショップを運営している他の人たちに出会って、アイディア、課題そして成功物語を共有するためのすぐれたフォーラムです。また、きょうだい支援プロジェクトが世界中のシブショップとやり取りをするのに最も簡単な方法でもあります。登録シブショップになるためには、あなたのシブショップのスタッフのうち少なくとも1名が、シブショップ・ファシリテーター・フォーラムに参加しなければなりません。

きょうだい支援を広める会からの注意事項:2003年1月にシブショップ実践基準が発表された当時は、Facebookグループではなく、文字がベースのメーリングリストでした。そこで、日本人の場合はきょうだい支援を広める会のメーリングリストに参加すればよいという特別な条件を許可していただきました。
​しかし、Facebookは文字だけではなく写真もあり、またインターネット上の翻訳機能が進歩してきています。そのため、2019年からこの特別な条件は廃止となりました。