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障がい児のきょうだいに対するグループ介入:臨床の現場でのパイロット試験

Granat T, Nordgren I, Rein G, Sonnander K.

Group intervention for siblings of children with disabilities: a pilot study in a clinical setting.

Disabil Rehabil. 2012;34(1):69-75.

Epub 2011 Aug 30. PMID: 21877903.

障がい児のきょうだいの障害に関する知識を増やし,きょうだい関係を改善することを目的に行ったグループ介入の効果を検討したスウェーデンの文献。

【方法】8歳から12歳の54名のきょうだいを対象とした。障害児の障がいの種類は,ADHDが9名,アスペルガー症候群が7名,自閉症が12名,身体障害が8名,知的障害が17名。グループ介入の前後に知識に関するインタビュー(SKI)ときょうだい関係に関する質問票(SQR)を実施した。

【結果】SKIは,全体として介入前から介入後に増加した。SRQは,障がいの種類によって異なるパターンを示した。

【結論】本試験の結果は,障がい児のきょうだいのニーズに合致した介入方法を開発する必要があることを示している。特に,自閉症児のきょうだいと知的障害児のきょうだいに注意を向けるべきである。

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障がい

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​きょうだい支援を広める会

きょうだい支援を広める会は、慢性疾患や障がいのある人のきょうだいの支援を広めることを目的として、2004年から活動しています。きょうだいの持ちうる課題は年齢と共に変化し生涯続くので、支援の対象には子どもだけでなく大人も含みます。

©​ The Sibling Support Awareness Group

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