学校への提言 Recommendations for School

更新日:2021年11月5日

Sibsの「学校プロジェクト School Project」に参加してください。

障害、特別な教育的ニーズ(SEN)、慢性疾患がある兄弟姉妹とともに育っているがゆえに助けが必要な生徒を、あなたが特定し支援することをSibsは手助けします。




●きょうだいを傷つきやすいグループとして特定しましょう。

・次の質問を生徒の調査票(intake form)に追加して、特別な教育的ニーズや障害(SEND)のある子どもや青年のきょうだいすべてを公的に特定してください。「この生徒には、障害、特別な教育的ニーズ、慢性疾患のある兄弟姉妹がいるか?」

・きょうだいの達成度とウェルビーイングに関するデータを、学校の広範な集団と比較してください。

・あなたの学校の生徒データ管理システムにきょうだいときょうだいに対する介入の欄を追加してください。

・学校の中できょうだいを擁護する人を任命してください。

・あなたの学校の安全対策、行動/いじめ、ヤングケアラー、多様性、そして特別な教育的ニーズや障害(SEND)に関する学校の方針の範囲内で、きょうだいやきょうだいのニーズに対する具体的な参考文献を加えてください。




●きょうだいが抱える課題について教職員全員の認識を高めましょう。

・学びにおける障壁について教職員全員に対し、トレーニングセッションを行ってください。

・特別な教育的ニーズや障害(SEND)のある子どもや青年のきょうだいを学校で支援するためのヒントを教職員に伝えてください。




●きょうだいが専門的な情報や支援にアクセスできるようにしましょう。

・YoungSibs-障害のある子どもの18歳未満のきょうだいを対象とした英国のオンラインサポートサービスをきょうだいに明確に案内してください。

・Sibsのホームページの保護者のためのセクションを保護者に明確に案内してください。

・グループが存在する場合は、きょうだいを地域のきょうだいやヤングケアラーのためのグループに紹介してください。

・きょうだいの学びにおける障壁となる家庭での課題の解決策を家族が見つけられるよう、保健医療・社会ケアを担当する部署と連携して支援してください。




●学校内できょうだいを支援するための規定を整えましょう。

・1対1の介入支援であるSibsの「Sibs talk」を、あなたの学校で入手してください。

・きょうだいがレジリエンスを高めることを支援し、学校がきょうだいを支援するために行うことのできる特定の行動についてのきょうだいの意見を得るために、きょうだいによる話し合いのためのグループを運営してください。

・きょうだいが抱える課題について話すことができる教職員の名前を生徒に伝えてください。

・あなたの学校の既存のカウンセリングやメンタリング、パストラル・ケア(※)の提供を通じて生徒に1対1のきょうだいに対する支援を提供してください。

・6年生のきょうだいが同じ中等学校に進学するための移行グループを運営してください。

・きょうだい支援についての保護者向けのワークショップを開催し、学校がきょうだいを支援するための方法について保護者に相談してください。


※訳注:パストラルケア。英国においては日本における生徒指導のことを「パストラル・ケア」と呼び、ヤングケアラーを含めた特別な教育的ニーズのある子どもに対応するために、学校にいるすべての子どもを分離することなく、学校という組織全体を再組織化し、チーム支援を前提とする教育実践が進められるなど、パストラル・ケアの発展を通して個に応じた支援システムが確立されています。

【参考文献】新井英靖(2009)「英国のパストラル・ケアの発展過程に関する研究」『茨城大学教育実践研究』28,65-77


あなたの学校でのきょうだい支援を、Sibsがどのように手助けできるかもっと詳しく知りたいときには、schools@sibs.org.ukまでご連絡ください。



著作権について

原文:Sibs 日本語版:きょうだい支援を広める会

原文のサイトはこちら

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Sibs Talkは、障害、特別な教育的ニーズ、慢性疾患のある兄弟姉妹とともに育つキーステージ2(7歳から11歳)の生徒を対象とした1対1の介入支援です。 ※訳注:キーステージ2 イングランドとウェールズの学校での4年間の教育期間の法律用語です。通常、3年、年、5年、6年と呼ばれ、7歳から11歳の子どもがキーステージ2の生徒になります。 多くの学校に、きょうだいとしての経験のために学校で問題を抱え

クラスに2人は「きょうだい」がいると推定されています。障害児,教育で特別な配慮が必要な子,あるいは重大で長期にわたる病気の子と暮らしているきょうだいです。多くの生徒はきょうだいとして認識されておらず,きょうだいのニーズは見落とされていて,その結果学校でのウェルビーイングや学業達成に問題が起きています。 「わたしの先生が,私の妹ケイティ,言葉が話せなくて自閉症の妹のことを知っていたなら,学校はもっと